酸化と還元

【酸化と還元の関係】

酸化=対象とする物質が電子を失う化学反応

具体的には、物質に酸素と化合し水素を奪われる反応
などのことを指します。

還元=対象とする物質が電子を得る化学反応

具体的には、物質が水素と化合し酸素を失う反応
などのことを指します。

物質は一方が還元されると、他方は酸化されることになります。
私たちの体内において、この「酸化」と「還元」と呼ばれる電子の奪い合いが絶えず行われています。

一般に、原子の周囲を回る電子の軌道には、最も内側から 2 個、 8 個、 18 個・・・・・・とそれぞれ決まった数の電子が入るポジションが備わっています。
最も外側にある電子軌道が、マイナス帯電の電子で全てみたされたときが物質の一番安定した状態だと言われています。

しかし人体の内部は常に電子が不足した不安定な元素・物質で占められて、理論上安定した物質が存在することはありません。
元素・ 物質は安定した状態になろうとし 、電子の奪い合いを休みなく繰り広げるのです。
この電子の奪い合いによって酸化が深刻化すると、我々の体も変調をきたし、様々な病気が発生してきます。
様々な病気の起こる原因も、体における究極の酸化すなわち老化現象も、細胞ミクロレベルにおいて電子が奪われてしまう事だと言って良いでしょう。

では、生体の酸化を食い止めるにはどうしたら良いのでしょうか?
その答えは大変シンプルです。
それは”細胞の一つ一つに電子を与え、酸化から還元の状態に戻す”ことです。