水素は極めて小さい
水素は原子の周期律表で 1 番目の元素 原子番号1(H) 分子量1.00794の最も基本的な元素。自然界に存在する水素のうち 99.9850%は原子核に 1 個の陽子だけからなり、その周りを 1 個の電子が回るという単純 な構造をしています。
地球上で初めて誕生した元素
約137億年前に起きたビッグバン(宇宙の誕生)後、真っ暗な世界が数億年続 きやがて水素とヘリウムと暗黒物質ができたと言われている。 原子番号2以降の元素は水素原子の核融合反応によって生まれたと考えられて いる。 すなわち水素はあらゆる元素の「もと」(基)と言っても良いでしょう。
宇宙や地球にある水素の量
水素は宇宙で最も豊富に存在する元素で、宇宙の質量の 3/4 をしめると言われて いる。地球表面の元素数では酸素、ケイ素に次いで 3 番目に多くほとんどが海水 の状態で存在している。(海水重量の10.8%)
体内における水素の特性
水素には低電位、還元力という電気化学的特性が存在する。
分子量1.00794と極めて小さく吸収性が高く、ほとんどの物質を通過することから、体内 及び細胞にまでくまなく行き届き、ミトコンドリアや核などにも直接作用する。生命の微小分子モーターのエネルギー源になっていると言われてい る。
水素は腸内おいても作られている。腸は食物の腐敗や変性、多様な腸 内細菌の影響下で様々な仕事をしている事は良く知られているが、水素工場の 役割も果たしている。
食物が体内に取り込まれると、炭水化物や脂肪に含まれる水素や電子 が燃やされ、そのエネルギーが細胞内に蓄えられる。
体内で水素が最も多く含まれている臓器は肝臓である。肝臓は「解毒」 という役割を持ち、大量の抗酸化物質の供給を常に必要としている。
病気と水素
生体は生命活動に欠かせない作業として自ら水素を産出しています。 体内のどこかに異変が起きると、すぐさま体内のしかるべき場所に水素が駆けつ け火を消します。いわば病気の炎を消し止める作用を持つ「水素」の能力を充分 に発揮させるためには水素の蓄えが必要です。 その蓄えが減少してゆくと体が衰え、死に至ります、そのプロセスが病気や 老化なのです。